1月公開の映画
面白いイギリス映画、フローズン・タイム
FROZEN TIME(2005)

監督:ショーン・エリス
出演:ショーン・ビガースタッフ、ショーン・エバンス、ミシェル・ライアン
失恋のショックから不眠症に陥ってしまった画家志望の主人公。
ある日の深夜、アルバイト先のスーパーマーケットで突然彼の周囲の時間が
止まったことから、新たな恋が始まった!
2005年のアカデミー賞短編実写賞の候補になった作品の長編化したもの。
監督はファッション界で活躍する若手写真家です。時のうつろいや一瞬で
消え去る美のはかなさを卓越した映像センスで見せています。
主題曲も素敵です。
1月26日より全国ロードショー
スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
SWEENEY TODD:
THE DEMON BARBER OF FLEET STREET (2007)

監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アラン・リックマン
舞台は19世紀のロンドン。無実の罪で投獄され、その首謀者に妻も娘も
奪われた男が、まったくの別人となってロンドンのフリート街へ戻ってくる。
15年ぶりに再開した理髪店で腕を振るうのは、実は復讐を企てる
殺人理髪師スウィーニー・トッドだった。
ブロードウェイの巨匠スティーヴン・ソンドハイムのトニー賞受賞のミュージカル作品を映画化。
復讐のために、喉を切り裂いたり大量の血が吹き出たりで、
オドロオドロシイ作品。
でもさすが、ティム・バートン。映像は美しい。
だから余計に復讐の残虐さが心に沁みる。
ジョニー・デップの歌声はお楽しみに。
1月19日より全国ロードショー
ぜんぶ、フィデルのせい
La faute 'a Fidel (2006)

監督:ジュリー・ガブラス
出演:ジュリー・ドパルデュー、ニナ・ケルヴェル、バンジャンマン・フイエ
70年代のパリ。9歳のアンナは、名門カトリック女子小学校に通う女の子。
パパはスペイン貴族出身の弁護士、雑誌「マリー・クレール」の記者のママはとてもおしゃれ。
やんちゃな弟のフランソワ。大好きな乳母がいて、 まさにお嬢様の生活だった。
ところが、スペイン・フランコ政権の影響でおじさんが亡くなり、おばさんといとこが
引っ越してきたから、大変!パパとママは突然社会的良心に目覚めて、
ボランティアのためチリに行ってしまう。
そこからアンナの生活は180度変わってしまったのだ。
フィデルとは、キューバのカストロ議長のこと。1970年代の激動の時代を
9歳の女の子の目を通して、映し出していく作品。
共産主義思想やフェミニズム運動を非難するものではなく、
社会の理不尽さや、大人の納得の行かない理屈に真っ向から立ち向かい、
そして成長していく女の子の物語だ。
アンナの真摯な抵抗には、大人たちも思わず納得してしまう
迫力がある。最後には、さまざまな人種の子供たちの輪に
入って行こうとする彼女の姿が印象的。
監督のジュリー・カヴラスはフランスの巨匠、コスタ=ガヴラスの娘で、
この作品が長編初監督作品である。
1月19日より全国順次公開
ジェシー・ジェームズの暗殺
The Assassination of Jesse James (2007)

監督:アンドリュー・ドミニク
出演:ブラット・ピット、ケイシー・アフレック、
ブラッド・ピットがベネチア国際映画祭で最優秀主演男優賞を受賞。
西部開拓時代のアメリカで、ビリー・ザ・キッドと並ぶ無法者、ジェシー・ジェームズと、
彼の手下でジェシーを暗殺したロバート・フォードの出会いから暗殺、
ロバートのその後を描いた作品。
1881年、兄と列車強盗を実行したジェシーは、犯罪と逃亡を繰り返しながら
家庭では良い父親だったが、二人の子供たちは父の職業も本名も知らなかった。
ジェシー暗殺後、「背中から撃った卑怯者」のレッテルを貼られてロバートの生き方が、
心理描写を中心に描かれている。
ジェシーを演じたブラット・ピットは,髪を黒くしヒゲを伸ばし
本来のカリスマ性を十分に発揮.
普段は物静かだがキレルと怖いジェシーをよく演じている。
ロバート役のケイシーの演技力も見ものだと思う。
ブラビ主演の「エンターテイメント」系の作品ではない。アート系の作品かも・・
この時代の歴史を予習していけば、すごぶる面白い作品だ。
1月12日(土)より全国ロードショー