携帯電話用レアメタル、コンゴ武装勢力の資金源に。
スペイン・バルセロナで、今月16日から開幕している世界最大の
携帯電話関連の展示会「GSMA Mobile World Congress」で、
携帯電話で使用されるレアメタルが、コンゴ民主共和国(旧ザイール)東部の
武装勢力への資金源になっていることが、国際NGOの報告でわかりました。
ロンドンに拠点を置くこのNGOは、グローバル・ウィットネス(Global Witness)。
同展示会でメーカー各社に対し、「コンゴ東部の鉱物取引と武装勢力による
市民への残虐行為には直接的な関係がある。それは携帯電話の世界的な
需要増加によって武装勢力に流れる資金の増加。
武装勢力が支配する鉱山からレアメタルを購入しないよう監視すべきだ」
と訴えています。
この団体と国連(UN)専門家による調査によると、コンゴ東部の紛争に
関与している主な武装勢力のすべてが、高付加価値の鉱物の取引で
資金を得ている可能性があるとされています。
こうした鉱物は、携帯電話の部品として欠かせないスズやタンタルと
いったレアメタルの原料になります。
コンゴ民主共和国北東部、Iga Barriereの金鉱山で
バケツリレーで泥や石を運ぶ労働者

豊富な鉱物資源のあるコンゴ東部は1990年代以来、
紛争が続き、多くの市民が犠牲となっています。
国連や人権関連のNGOは、武装勢力による鉱物資源の搾取を
これまでたびたび非難していますが、この展示会を通じて
携帯電話の各メーカーにも現状への理解を求めています。
(AFP BBNEWS 2009年2月17日配信より)