Top >  レアメタルのリサイクル >  経済産業省、使用済み携帯電話の回収を義務化

経済産業省、使用済み携帯電話の回収を義務化

経済産業省は、使用済み携帯電話のリサイクルを徹底するため、
ユーザーに回収を呼びかけることを端末の販売店に義務づける
ことになりました。

各種金属を豊富に含む携帯電話は「都市鉱山」とも呼ばれています。
低迷する回収率をてこ入れし、ハイテク製品に欠かせないレアメタル
(希少金属)の確保に役立てる狙いで、資源有効利用促進法を改正することで
早ければ来春の施行を目指します。

店内には回収ボックスが置かれるほか、個人情報保護のため使い終わった
携帯電話に利用者の目前で穴を開けて回収する方法もあります。

販売時にユーザーに対して「有用な希少金属が豊富に含まれている」ことを説明、
買い替え時に古い端末が回収できるようにします。

一方、端末メーカーにも再資源化の仕組みや店頭で回収していることをカタログなどに
明記するよう義務づけ、違反すれば社名を公表したり、50万円以下の罰金を
科したりする予定です。

レアメタルは薄型テレビやハイブリッド車など用途が広がる一方で、
中国の経済発展に伴う需要増で価格が急騰しています。

携帯電話には1トン(1万2500台相当)当たりで金400グラム、銀2300グラムのほか、
レアメタルの一種で自動車触媒に使うパラジウムが100グラム、添加剤のビスマス、
DVD記録膜となるテルルなども含まれるので、もし再資源化すれば
携帯電話は、有望な「鉱床」となるでしょう。

しかし最近は、端末の高機能化に伴ってメールや写真などの保存用に手元に
置く人が増えているので、通信各社などでつくる
「モバイル・リサイクル・ネットワーク」によると、
回収実績は2000年度の1,362万台から2006年度は662万台に半減しました。

経産省は罰則付きの説明義務を業界に課すことで消費者への呼びかけを徹底し、
回収率低下に歯止めをかけたいようです。


phone.jpg

         

レアメタルのリサイクル

関連エントリー

写真でたどる、捨てられたケイタイの行方 ビックカメラ、使用済みの携帯電話・PHSを回収開始 ソニーが北九州市とレアメタルを回収 産業審議会、企業の資源回収を促す 経済産業省、使用済み携帯電話の回収を義務化 携帯電話のリサイクル回収、進まず レアメタルの回収事業化で、売上増収見込み レアメタルのリサイクルが加速 レアメタル回収の最前線 その3 レアメタル回収の最前線 その2 レアメタル回収の最前線 その1 自治体と企業がタグを組む試み 廃棄パソコンの争奪戦